How to draw Geologic Map - 1. Geologic Map -
ドロー系ソフトを使った地質図の描き方

I.地質平面図の作成

2.確認した鍵層・地層境界などの露出位置と標高を記入する.

前に引き続き,野外での調査データを記録する大切な作業です.
気を抜かないで,正確に作業しましょう.


1.新しいレイヤーを作成する.
 新しいレイヤー(たとえば”露頭位置”という名前を付けて)を作成し,そのレイヤーのみ編集可能にしておきます.

2.正確に露頭位置を書き込み,その地点での露出標高を記入する.
 露頭で確認した鍵層や地層境界などの露出位置を正確に記入します.また,その記入位置での露出標高を書いておきます.
 大きい露頭の場合には,実際の分布に合わせて複数記入しておいた方がいいと思います.

 

注1) ここで記入する露出位置と標高のデータは,鍵層や地層境界などの分布等高線を作成作業をする際に使うだけで,完成品(地質図,構造図など)では使われませんので,てきとーな文字サイズ・文字色で構いません.要は次の作業で見やすければいいわけです.

注2)分布等高線を描く時のことを考えると,鍵層や地層境界ごとに,独立した個々のレイヤーに記入していった方がいいかもしれません.



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I.地質平面図の作成
0.地形図を用意する.
1.走行傾斜を記入する.
2.確認した鍵層・地層境界などの露出位置と標高を記入する.
3.鍵層・地層境界の等高線図を作成する.
4.地形図と鍵層・地層境界の等高線図から,鍵層分布図・地層境界線図を作図する.
5.地質図として,ハッチ・色を塗る.
6.キャプションを記入する.

II.地質断面図の作成
【付録】快適に作業のためのパソコン環境


元 山形大学地域教育文化学部 地学研究室
山形大学名誉教授 川 辺 孝 幸

Ex. Laboratory of Earth Science
Faclty of Education, Arts and Science, Yamagata University
Takayuki Kawabe
e-mail:kawabe@jan.ne.jp