HF AM同好会自作真空管送信機と五球スーパーで40年前にタイムスリップ JR1KQU JA2OZE/mobile 「HF AM通信へのお誘い」

JA5BRN局樫福ＯＭモービルアンテナ群

　JA5BRN局樫福OMとは、先日、モービル運用で交信された方も多いと思います。
　どんなアンテナを使っているか興味を持ったJP7CZE川辺局長が、樫福OMに、モービル運用時のアンテナについてお聞きしました。
　全部で8本、びっくりするアンテナ群を、ワゴンの屋根の上のキャリア、というか車全体に展開しています。圧巻は、車右前の7195kHz用と左後ろの3757kHz用アンテナ。一見、保安基準に適合しないかのように見えますが、そこは紳士の樫福OM、ちゃんと車の投影範囲内に収めているとのこと。
　モービル運用の際のアンテナの参考にされてはいかがでしょうか？（ムリムリ．．．という陰の声）

　この他，過去に作成した、これまた共にユニークな、モービル用HF～50MHzミニクワッドアンテナと高利得29MHz1.5段型モービルアンテナも別途紹介いただきましたのでご覧下さい。

各アンテナの設置場所、形状，周波数，使用状態，特徴

番号	形状	周波数	通常	特徴
1	ＧＰ	7.195MHz	動作可能	全長1.8mセンターローディング(36μH）コネクタ部にφ25x80mmの塩ビパイプの中に7回ぐらいの空芯スペース巻きコイルと同軸側に1000pFを付けてインピーダンスを整合させたツモリです。アナライザーがないので？？？ですが。キャリアにはラジアルを巻きつけています。
2	アイソトロン	28MHz	倒している	28MHzのアイソトロンアンテナでかなりマイナスゲインですが、走行中は指向性などが全くないので偏波面の変化に強いと思います。通常は倒してロックしています。
3	ＧＰ	21MHz	倒している	普通のGPですが、私の好きなキャパシティハットを付けています。通常は倒してロックしています。
4	フランクリン	144MHz	動作可能	このアンテナは自作ですが唯一キットでした。形状からフランクリン型と思っています。
5	ＧＰ	3.757MHz	動作可能	全長1.8mセンターローディング(36μH）アンテナのコネクタ部内に8回ぐらいの空芯コイルを付けています。これでSWRが落なかったので、同軸のコネクタに1000pFを取り付けました。キャリアにはラジアルを巻きつけています。
6	ハットアンテナ	430MHz	移動時接続	普通のハットヘンテナでGPなどに比べて走行中のバサバサ音が少ないです。
7	移動時ＮコネＭコネ変換部	全周波数	動作可能	移動用の同軸がNコネなのでNM変換コネクタを取り付けています。
8	スーパーラド	50MHz	動作可能	同軸から電波が出ているなどなんだかんだ言われているスーパーラドアンテナです。そこで、結合部の同軸側コイルと同軸部をオメガマッチにしています。まあ、感触としてはGPやダイポールと同等だとお観ます。
9	1200MHz用コネクタ	1200MHz	必要に応じてセット	Nコネクタで、必要に応じて1200MHzのハットヘンテナを取り付けます。