調査日 2007年7月24日. 調査位置 新潟県柏崎市の北縁,刈羽村に接する,JR荒浜駅の南方約500mの長崎地区(第1図). 西側の海岸沿いに細長く延びた東京電力柏崎原子力発電所のある丘陵と東側の別山川の沖積低地の境界部にあり,砂丘砂の二次移動堆積物と思われる砂層が,丘陵を開析した谷の出口に堆積していると思われる. |
第1図 調査位置図 国土地理院発行1/2.5万地形図『柏崎』を使用した. |
第2図 ハス池の中央南側に見られるプレッシャーリッジ(高浜ほか,2007) 筆者はてっきり蛇行河川の放棄河道で,ポイントバーが顔を出しているものと思っていた(2007年7月24日18時42分撮影). |
第3図 池に隣接する道路の液状化被害 路面は上下にうねって,池側にずれている.道路の縁からは噴砂がある.築年代の古い家屋が倒れこんでいる. |
第4図 池に隣接する道路の液状化被害 道路に隣接する,コンクリートとの境目は開いて噴砂があり,マンホールが抜け上がっている. |
第5図 道路に隣接する駐車場のコンクリートのうちつなぎの部分は開いて噴砂がみられる. |
第6図 道路の池側の縁の噴砂.吹き上げた砂の中には貝殻の小片が含まれていた. |
第7図 JR越後線の崩壊した盛土 |
第8図 修復中の盛土の下部には湧水で湿った状態が見られ,地震時には盛土が液状化もしくは液性限界を超えて崩壊したと考えられる.隣接する道路自体にはうねりなどの変状は見られない. |