乱川との合流部から上流約 3.5km 付近の押切川を,下流側から上流側を見た写真です.
もともとまっすぐに近い川だったのですが,流れがぶつかる側の川岸が,流れによって侵食され,その反対側の岸に州ができているようすがいくつか見られ,よわい蛇行が始まっています.
この流れの蛇行の始まりは川の中央に橋脚があることが影響しているようです.
流れはもともと上流から下流に向かって左にゆるく曲がっていますから,橋脚付近の右岸側は,流れがぶつかってえぐられやすい場所でした.さらに,川の中に橋脚があることによって,橋脚によって流れに渦ができ,橋脚の下流側に流速の遅い部分ができて,流れが運んでいた石ころが堆積します.橋脚自身とその石ころが堆積してできた州によって,流れが妨げられて,流れは岸の方にぶつかって流れることになります. |