ユーティリティソフトウエア for Earth Science

Updated: 2019/08/13
最新更新:国土地理院数値地図5mメッシュ(GML形式)をGRDファイルに変換

元 山形大学地域教育文化学部地学研究室 川辺孝幸
https://www.k-es.org/


 特にデータの変換ソフトなど,こんな機能のユーティリティソフトウェアがあればいいのにと思っても,欲しい機能のユーティリティソフトウェアが見つからなかったり,見つかったとしても機能の割りには高価だったりと,なかなか思うようには手に入りません.
 私の場合,そういう時には,Microsoft VisualBasic や perl などで自分で作ってしまうことがあります.

 ここでは,そんなちょちょっとしたことに使うために作ったユーティリティソフトウェアをフリーソフトウェアとして公開します.

 なお,ここで公開するフリーソフトウェアに関して,ご使用については自由ですが,著作権については放棄していませんのでご注意願います.
 また,これらのソフトウェアを使用した結果によって生じた不具合については責任を負いかねますのでご了承下さい.

国土地理院数値地図5mメッシュ(GML形式)を, Golden Software Surfer for Windows 用に変換するユーティリティ

  ソフト名: XML5m2Grd for Windows

  概要:
国土地理院基盤地図情報サイト基盤地図情報ダウンロードサービスからダウンロードできる,基盤地図情報ダウンロードデータ(GML版の数値地図5mメッシュ(標高)のデータを,Golden Software 社 Surfer for Windows の GRDファイルに変換するユーティリティソフトウェアです.

 とりあえず,地図ファイル1つごとでしか変換できませんが,フォルダ内にある全ての JPS 形式または GML 形式の XML ファイルを,一括して変換できるようにしました.
 一括変換の場合には,デフォルトでは grd という名前でサブフォルダを作成し,その中に,数値地図50mメッシュと同様に,20万分の1のメッシュコードのサブフォルダを作成し,その中に対応する各変換結果のファイルを保存します.
 すでに同じ名前で grd ファイルが存在する場合には,変換をスキップします.

なお、ファイル名には、グリッド番号のほか、オリジナルデータ作成年月日が付きますので、同じグリッド番号の地図でも、旧版とはファイルになって、旧版データが上書きされることはありません。土地利用や災害などのためには、旧版と最新版との比較などに活用できるため、旧版データを残しておく必要があります。

  Uploaded:
2017/11/01 ver.0.3.1取り敢えず版を公開
  Updated:
2019/08/13 ver.0.6.1図幅の全範囲をカバーしていないファイルに対しても正常に出力できるようにした。
 


ダウンロードはこちら

国土地理院数値地図10mメッシュを, Golden Software Surfer for Windows 用に変換するユーティリティ

  ソフト名: XML2Grd for Windows

  概要:
国土地理院基盤地図情報サイト基盤地図情報ダウンロードサービスからダウンロードできる数値地図5mメッシュ(標高)のデータを,Golden Software 社 Surfer8 for Windows の GRDファイルに変換するユーティリティソフトウェアです.

 とりあえず,地図ファイル1つごとでしか変換できませんが,フォルダ内にある全ての JPS 形式または GML 形式の XML ファイルを,一括して変換できるようにしました.
 一括変換の場合には,デフォルトでは grd という名前でサブフォルダを作成し,その中に,数値地図50mメッシュと同様に,20万分の1のメッシュコードのサブフォルダを作成し,その中に対応する各変換結果のファイルを保存します.
 すでに同じ名前で grd ファイルが存在する場合には,変換をスキップします.

1ファイルを指定して変換する場合には,出力するデータのうち,緯度範囲はファイルのオリジナルの値を,経度範囲については,オリジナルの値と,Surferに読み込んだ時に,経度に対応した実比率で直接表示できるようにした相対値のいずれかを選ぶことができます.後者の場合には,拡張子の前に,"r"が入ります.

例:
  • オリジナルの値の場合:FG-JPS-5840-26-dem10b-20090201.xml → FG-JPS-5840-26-dem10b-20090201.grd
  • 相対値を選択した場合:FG-JPS-5840-26-dem10b-20090201.xml → FG-JPS-5840-26-dem10b-20090201r.grd

  •   Updated:

    2009/04/23 ver.0.1.0取り敢えず版を公開
    2009/04/26 ver.0.3.1一括変換できるようにした.
    一括変換の場合には,個々のファイルを,対応する20万分の1メッシュコードの名前のフォルダを作成して,その中に保存するようにした.
    データのダウンロードページを開けるようにした.
     


    国土地理院数値地図50mメッシュを Golden Software Surfer for Windows 用に変換するユーティリティ

      ソフト名: MemConv for Windows

      概要:
    国土地理院発行の数値地図50mメッシュ(標高)のデータを,Golden Software 社 Surfer for Windows の GRDファイルに変換するユーティリティソフトウェアです.
    2,5000分の1の図名地図画面から,1葉の図幅だけでなく,始点と終点の図幅を指定することで複数の図幅をまとめて,Surfer8で使用する1つのGRDファイルに変換することができます.

     

    最新版:Ver.1.5.3(2009年06月08日更新) 緯度・経度方向に複数の20万区画にわたる図幅を選択した場合に,一番北側の図幅で一部位置がずれる場合がある不具合を修正.
     


    詳細・ダウンロードはこちら

     アルプス社プロアトラス(ProAtras)で登録したMyフォルダのデータを緯度経度込みでCSVファイルに書出すユーティリティ

      ソフト名: Xmps2csv for Windows

      概要:
    株式会社アルプス社の地図ソフトであるプロアトラス(ProAtras)で登録したMyフォルダのデータを,緯度経度情報を含んでCSVファイルに書き出すユーティリティソフトウェアです.
    GPS連動にしたプロアトラス上では,中心画面をMyフォルダに登録できるので便利なのですが,登録したデータをファイルにエクスポートする場合,図形ファイル(xmps形式)では緯度経度情報を含んで出力できるのですが,CSV形式では緯度経度情報は出力されません.
    そこで,本ソフトウェアでは,図形ファイル(xmps形式)で保存したデータから,緯度経度情報を含んだ CSV形式のファイルに変換します.
      ※註)
       プロアトラスのxmpsファイルに保存される緯度と経度は,表示の座標系をWGS84系(世界測地系)にしていてもTOKYO97系(日本測地系)で保存るので,注意が必要です.
       また,プロアトラスへの読み込みも,同様に,表示の座標系にかかわらず,必ず TOKYO97系としてデータを読み込むので,表示の座標系をWGS84系に設定している場合には,一旦TOKYO97系に戻してから,CSVファイルを読み込まないと,位置がずれることになります.もちろん,その後に表示の座標系を変更しても,インポートしたデータは影響を受けません.
    ハンディGPSのGPXファイルからも変換できるようにしました.

    出力は,タブ区切り形式,カンマ区切り形式,カンマ区切り形式(データを「"」でくくる),カシミールCSV形式から選択できます.

      Updated:

    2008/05/27 ver.1.0.1コメントを出力できるようにした.
    2009/04/22 ver.1.1.1GPSから読み込んだ encrypted=yes のデータも,最後にpolylineデータがある場合には,polylineデータをもとに変換するようにした.
    その他,使い勝手を修正等.
    2009/04/22 ver.1.1.2データの区切りを,タブ(.txt)とカンマ(.csv)のいずれかを選択できるようにした.
    2009/04/24 ver.1.2.0カシミールCSV形式でデータ出力できるようにした.
    ハンディGPSのGPXファイルから変換できるようにした.
    2009/04/25 ver.1.2.2プロアトラスのxmpsファイルからの変換の際,プロアトラスで座標系を WGS84の設定で使用している際にも,xmpsファイルにはTOKYO97で保存されていることがわかったので,xmpsからカシミールCSV形式への変換の際には,TOKYO97形式で保存するようにした.
    その他の不具合を修正.
    2009/05/01 ver.1.2.3入出力の座標系を,TOKYO97とWGS84から選択できるようにした.拡張子が".xmps"の場合にはTOKYO97に固定.
    2009/05/07 ver.1.2.4カシミールCSV形式の際に,データが正しく書き出せていなかったバグを修正.
     


    ダウンロードはこちら

    Upd!画像からデジタイズするユーティリティ

      ソフト名: PicDigit for Windows

      概要:
    写真や図面などの画像ファイルを表示させて,デジタイズをおこない,CSV形式で出力するユーティリティです.
    画像を拡大表示して,デジタイズができます.
    X,Yデータの他,デジタイズしたデータにポストフィックスとしてZデータを指定して自動的に付加することができ,三次元データとして保存できるので,Golden Software 社 Surfer for Windowsでメッシュ標高データに変換することができます.

      Updated:

    2009/08/17 ver.1.0.2ポイントしたデータのサイズが65KBを超えると正しく表示できないバグを修正.
     


    ダウンロードはこちら

    戻る