他のページで紹介した2つの方法(複数枚の画像の暗色混合をおこなう方法,舞っている雪の部分を範囲選択して明るさ等を調整する方法)は,いずれも画像データそのものが持っているデータを強調・有効利用してやる方法です. ところが,積もった雪を消すことは,そもそも,雪が積もっている場所には(本来の)データそのものが無いわけです.一見データがあるように見せることは,無から有を作り出す捏造行為そのものであると言うことができます. したがって,ここでは紹介いたしません. もちろん,芸術や一般の写真のような,事実を紹介するための科学写真ではない場合には,無から有を作り出す/有から無を作り出すレタッチは有効な手段です.このようなレタッチの方法について知りたい方は,フォトレタッチに関する一般書をご覧下さい. |
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Updated: | 2000/12/28 |
Created by: | Takayuki Kawabe |
川辺孝幸 | |
元山形大学教育学部地学研究室 |